「バベルの塔」展

2017.07.03

s-2017-05-17 15.13.47.jpg 東京都美術館でブリューゲル「バベルの塔」展を観てきました。

 ブリューゲルの「バベルの塔」には、大バベルと小バベルがあり、今回来日しているのは小バベルの方です。小バベルの方が後から描かれたもので、塔の建設工事も更に進んでいて、高層部ではなお工事が続けられている一方、低層部には教会があったり、洗濯物が干されたりしていて、既に人々の居住が始まっています。

 この塔の高さについては、塔の向こうに見える水平線や浮かぶ雲との位置関係から、それなりに巨大なものであることは想像できますが、人間の大きさを170㎝として換算すると、何と500mを超えるとのことで、スカイツリーまではいかないものの東京タワーよりははるかに高いもののようです。

 もうひとつ驚くのが、この小さな絵の中に1400人もの人が描き込まれているということです。その精緻さは想像を絶します。解説によると、原画を300%に拡大しても十分鑑賞に値するとされていました。

 残念だったのは、一列になって歩きながらの鑑賞を余儀なくされたことです(そういえば、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のときもそうでした。)。通路の後ろ側からは立ち止まって鑑賞できるのですが、そこからでは細かい部分がわからないのです。大混雑の故にやむを得ないとはいえ、もう少しゆっくり観たいと誰もが思ったのではないでしょうか。

【対応可能地域】香川県全域(綾歌郡綾川町、綾歌郡宇多津町、観音寺市、仲多度郡琴平町、坂出市、さぬき市、善通寺市、高松市、仲多度郡多度津町、東かがわ市、丸亀市、仲多度郡まんのう町、木田郡三木町、三豊市) 岡山県、徳島県、愛媛県、高知県等の近隣地域や東京、大阪等も対応可能です。
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