国立西洋美術館

2016.12.26

s-2016-11-30 12.49.24.jpg 国立西洋美術館「クラーナハ展」を観てきました。国立西洋美術館はコルビュジエの建築作品の一つとして今年の7月に世界遺産に登録されたことから、それ以降来館者が大幅に増加していると聞いていたのですが、モネ展の時のような混雑はなく、比較的ストレスなく鑑賞することができました。

 クラーナハはドイツ・ルネサンスを代表する画家ですが、それにとどまらず絵画を大量生産するなど実業家でもあり、また市長までも務めたといいます。また、マルティン・ルターの肖像画を描くなど宗教改革とも深いかかわりを持ったとされています。

 今回の特別展で、弁護士という立場から興味深かったのは、「正義の寓意」の作品でした。女性が剣(力の象徴)と天秤(公平の象徴)を持っているのですが、その女性が何とネイキッドなのです。剣と天秤といえばギリシャ神話の女神テミスであり、法律事務所などにもテミス像がよく飾られていますから、裸との取り合わせはちょっと衝撃でした。「正義の寓意」の絵画コンペ企画(「正義の寓意」の模写が60ほど並んでいる)も壮観で非常に面白かったです。

 とにかく時間が足りずに、特に常設展が駆け足になってしまったのは非常に残念でした。

【対応可能地域】香川県全域(綾歌郡綾川町、綾歌郡宇多津町、観音寺市、仲多度郡琴平町、坂出市、さぬき市、善通寺市、高松市、仲多度郡多度津町、東かがわ市、丸亀市、仲多度郡まんのう町、木田郡三木町、三豊市) 岡山県、徳島県、愛媛県、高知県等の近隣地域や東京、大阪等も対応可能です。
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